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人のためいささかなりとも役立たば老い行く吾のよろこびとなる
年上の夫に頼り来しものを95歳なれば助けねばならぬ
さはあれど永遠の伴侶守りつつ天父のもとへの望みは消えず
耐え忍ぶ力無けれどみ恵みを思えば明るくこの道は楽し
喜びの望み持ちつつ教会に神殿に行くは吾の楽しみ
楽しめるこの道にある喜びを明るく照らし友と交わらむ
註:吾=(われ)、いささかなりとも=少しでも、役立たば=役に立てば
さはあれど=そういうことがあるけれど
交わらむ=交わりましょう
註の中でもう一つ追加します。前に書いたのは夜遅くて急ぎましたから、もっと正しいことをお伝えいたします。
「役立たば」は「役立つ」の文語体で、(if)がついたときの言い方で、「役立
つならば」と言う時にこの形になります。「未然形」(みぜんけい)と言います。これは国語でも少し上級生にならなければ教えられません。でも敬愛するフィルモア兄弟にはお伝えしておきたいと思いました。文語体はアルマ・O・テイラーもモルモン書の翻訳に困った歴史があります。口語体(こうごたい)で訳した時、明治時代でしたから、聖文は文語体でなければ重みがないと、人々に言われて、非常にがっかりし、文学者に頼んで文語体に直したのです。
でもそのために、原語の意味が少しでも違ってはいけないと思って、全部ケイン長老としらべ、その前に文法を文学者達に調べてもらい、ケイン長老が漢字のふり仮名をつけて、8年目にやっと完成したのです。アルマ・O・テイラー長老は結局日本に9年間住んでいらしたのです。日本語のモルモン書を完成させるためです。19歳で来られて青春を日本に捧げてくださいました。
その時代の苦労話は「世紀をこえて」Beyond the Century
の66ぺージから書いてあります。この本はハンセン地域会長会から按手を受けて私が書きましたから、よくそのことをテイラー長老の日記も調べて書いたので知っているのです。
余計なおせっかいみたいですが、フィルモア長老に尊敬と感謝をこめて、追加しました。柳田聡子
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