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メリディアン 日本語 |
日本の末日聖徒イエス・キリスト教会歴史 日出づる国と共に
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掲載三部 奉献の模様を述べた、アルマ・O・テイラー長老の記録 今日は断食日であったので朝食をとらずに、十一時ごろ祈り会を開くために森の中へ入った。宿を出て二十分程歩いた所に人里離れた小さな森があった。そこは横浜の南にあるゆるやかな丘陵のひとつで南に面しており、山の手の外人居住地と海岸との中間にあった。 私たち四人は地面に輪になって座り、「感謝を神に捧げん」を歌って開会した。グラント兄弟が開会の祈りを捧げ、続いてケルチ兄弟が祈った。「いざ救いの日を楽しまん」を歌った後エンサイン兄弟が祈り、跪いたままの姿勢で今度は私が祈って神への嘆願を続けた。私たちの祈りの主な内容は、神への感謝と賛美、この地において私たちの肩にかかっている宣教師としての責任を果たす力を求めること、そしてまたグラント使徒の上に神の御霊が十分に宿り、御心にかなった奉献の祈りを捧げることができるようにというものであった。この森に行ったおもな目的は福音を宣べるためにこの地を主に献納することであったからである。四人が祈り終わると、私たちは『恐れず来たれ、聖徒』を歌った。それから再び輪になって跪き、グラント兄弟が奉献の祈りを捧げた。 彼の舌は緩められ、みたまは彼と共にあった。御霊は力強く、彼の唇から言葉が発する度に私たちの内なる心は燃え、神のみ使いたちが近くにいるのを感じた。私は今までにこれほどの平安な気持ちを経験したりこのような力強い祈りを聞いたりしたことがなかった。その言葉の一つ一つが私の骨にまでしみとおり、喜びの涙にむせる程だった。次に記すのは私が覚えている祈りの概要である。 (1) これから表明する言葉を聞いて下さるようにとの主への嘆願。 (2) 生命を守って下さったこと、私たちが心に抱いている福音に対する証。主の予言者の目にふさわしいとされ、これまで福音を聞いたことのない民に、生命と救いの教えを伝える使者として、遣わされたという祝福への感謝。 (3) 罪の赦しの懇願。 (4) 真理を宣べ伝え、イスラエルの集合と地上に義を確立させるという主の目的を成就させるためにこの地を献納すること。 (5) 神権の力とイエスのみ名によって、サタンはこの民の心を縛っている力を解くよう命じられ、この地における主のみ業を打ち負かそうとすることに対しての叱責。 (6) かの大いなる憎むべき教会から日本の民を守り、またこの民に十分な知識を与えて、この地に先に広められようとした「人によるキリスト教」の浅はかさがわかるようにされた神への賛美の言葉。 (7) 私たちは徳と誉れを持ち、誠実で献身的な者であって、日本の民のためになることをする目的で来たのであることを人々が知るように、また人々の心が宗教的な思いを抱くように向けられ、羊飼いの声を直ぐに聞き分ける羊のようになって、真理を聞いたらそれを知ることができるよう、その心に触れて下さるようにという主への嘆願。 (8) 恵まれて与えられている才能と主の御業のために、それを捧げることができることに対する感謝。 (9) この伝道部を開くに当たって必要な能力が与えられるようにという願い。 (10)教会および神権のための祈り。 (11)数年前突然病に冒されてほとんどの友人から見放された時、生命を救ってくださった主の慈悲へのグラント兄弟の個人的な感謝。この伝道に出るために、主が自分の健康を回復して下さったことへの感謝。 (12)同僚への感謝。過去十年間伝道を続けてきたにもかかわらず、この地へ来て人々の霊を救うために、喜んで奉仕しているケルチ兄弟の誠意に対して。コロラドの伝道から帰還したばかりであったにもかかわらず、福音を宣べ伝えるために出かけるという召しに、何のためらいもなく喜んで応えたエンサイン兄弟の心に対して。そしてその若さにもかかわらず主の寵愛を受けて英知と知識。そして真理への愛を得るために、この地へ来て真理を広めるという召しを喜んで受け入れ、それに身を投じている若い同僚である私に対して。彼は天父が続けて私を祝福されてさらに深い知識と力を与えられ、これを力強く守るよう神に求めた。 (13)私たちが互いに抱いている愛と四人の中に存在する和に対する感謝の言葉。 (14)三人のニーファイ人が訪れて、私たちの仕事を助けてくれるようにという願い。 (15)リーハイが正しい人であったこと、また主が命じられたことはそれが何であっても行なった、ニーファイの大きな信仰について述べた。さらにまた、罪悪を行なったためにニーファイ人から離れ、呪いを受けて兄弟であるレーマン人と同じような黒い皮膚になった人々について述べ、主に背いてレーマン人に加わったこれらニーファイ人の血統を通してリーハイとニーファイの血がこの国の人々にも伝わったために、その容貌と作法はアメリカ先住民族のそれとよく似ていると感じたことを述べた。もしこれが事実であるならば、リーハイおよびニーファイが高潔な僕であったことを忘れることなく、彼らの末日における子孫であるこの民に関して与えられた約束を実証してくださるよう主に求めた。日本はこれを受けるにふさわしい国だと感じたからである。 これらの奉献の祈りが捧げられた後、私たちは「時過ぎて」を歌った。これに続いてグラント兄弟が、オリブ山上においてユダヤ人の集合と将来の故国として、パレスチナの地を献納した使徒オルソン・ハイドの捧げた祈りを読んだ。それからグラント兄弟、ケルチ兄弟、エンサイン兄弟、私の順序で心に感じていることを表明し、互いに対する愛とこの地において主の御業が成功するように、持てる熱意のすべてを出しきって努力する決意を述べ合った。それから「高きに栄えて」を歌った。散会する前に二人ずつに分かれて、国の内陸部に行ってみることが適当であるかどうかを考えた。全員がこの案には賛成の様子であった。閉会の賛美歌は「奇しきみ業もて」、『God Moves in a Mysterious Way』。エンサイン兄弟が閉会の祈りを捧げた。 奉献の祈りの翌日一九〇一年九月二日付のフランシス・M・ライマンに宛てたグラントの手紙にはこのように書かれている。 「今日森の中で開いた集会以上に、人生の中で喜びを感じた小さな集会はこれまでありませんでした。私はその場所をいつも覚えておくでしょう。そして、それは死ぬ日まで私の記憶の中に神聖なものとして残るでしょう。三人のニーファイ人が私たちを訪れ、私たちの働きを助けてくれるよう主にお願いするなど、私は考えたこともありませんでした。しかし、私の祈りのこの部分が成就するに相応しく私たちが生活することを、私は望み、祈っています」。
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